「出っぱなし・2018再編集版」アーカイヴ第四弾!!

トムくんアーカイブシリーズ第四弾!!
個人的に私が一番好きなやつですね(笑)。
タイトルが良いでしょ?(笑)。引きこもりの逆の病気。『出っぱなし』(笑)…………。
パクらないでくださいよ(笑)。
トムくんアーカイブシリーズ・パート4
『出っぱなし・前編』
当然息子・長男が家に落ち着かなくなり、それどころか家にも寄りつかない。たまに帰ってきてもまた直ぐ家から出て行ってしまう。その行動が病気だと聞かされる家族の珍騒動。
トンチンカンな謎の医師が最後に施した治療とはいったい何なのか?、どうして息子は家を飛び出すのか?、家を飛び出す理由とは?、息子・進の行動に父・一夫はどう向き合い対処するのか。
前編です…………。
プロローグ・病院
“次の次の方の、その前の方・・・・・・どうぞ”。
「ハイッおはようございます。どうされましたか?。」
「あの私ではないんですよ、一緒に来たんですけど……いなくなちゃったんですよ、まったくもうあの子(泣)。息子のなんですけど先生ちょっと探してきます。」
「ちょっと待ってくださいお母さん、息子さんどういう症状なの?。探しに行く前にちょっと軽く教えてください。息子さんがどうされたんですか?。」
「あっ……すいません本当に。あのですね、どう説明したらいいか。1度外に出たら帰って来ないんですよ1週間は必ず。帰って来ても酷いときだと帰って来て直ぐいなくなったり、だいたい1週間毎ですかね。いなくなると本当に心配で心配で心配で(泣)。
今朝帰って来てんですよ10日振りに。帰って来てそのまま直ぐこちら来たんですけど、いなくなるとは思わなかった(泣)。」
「ハァーーーーー、ハイ、ハイアイヤァーーー、ハァーーーーー…………………。」
「先生??………、先生?。あのぉー私の話聞いてましたか?。」
「………もちろんです。私の体中に流れる“気“のすべてを集中させてお母さんのお話を聞かせてもらいました。」
「はあぁ?…………。」
「お母さん、息子さんは恐らく"出っぱなし”とういう精神病、まだハッキリと断言はできませんが。最近、国や年代、性別など一切問わない、世界で密かなブームになっている精神病、現代病です。
症状はお母さんが今私に話された内容と似ているというか、一緒。同じですね……。もっと簡単にいうなら、“引きこもり”の逆バージョンと考えて頂けると解りやすいかと。」
「…………(呆気に取られた顔)」
「アイヤァーーーーーーっ!!、ハイハイハイハイハイハイハイハイっ!!アルアル探検隊っ!!ああああっ!!また言ってしまったっ!!(怒)何をやっているんだ!たるんでいる証拠だな……………よしっ!!もう一度。アイヤァー………」
「あっ!!……先生どうしたんですか??、何か不味いことでも?。」
「いやいや(笑)、お恥ずかしいところをお見せしてしまった(笑)。お母さんが固まっていたので解かれるまで時間が掛かるかも知れないと勝手な予測をしてしまって。本当にすみません。北海道で整形外科の経営しているやり手の友人がいましてね、自分にも手伝ってくれて頼まれて彼が開発したスポーツ、『カンフー・カーリング』という協議をメジャースポーツに定着。
次の冬季オリンピックまでに正式種目に!。私が今、カンフー・カーリング推進委員会の顧問理事を勤めさせて頂いているんですが、お母さんの固まっている隙にそのカンフー・カーリングの型、構え、演技の確認をしていたんですけど。お母さんにわかりやすく説明しますと要は左右の腕を交互に前に突くようにパンチするですけど、その演技のときは『ハイハイハイハイ』と掛け声も出すんですけど、ハイハイハイハイの後に必ず「アルアル探検隊」って私言ってしまうんですよ。
一刻も早く治さないと、ふざけていると思われてオリンピック種目どころか競技自体無くなってしまいますから。お母さん何でもありませんから申し訳ない。お気になさらないでください。」
「そうだったんですか(笑)。私もすいません、もう頭の中がグチャグチャで………。先生、あの、その『出っぱなし』って完全に完治というか症状が完全に収まるんでしょうか??。」
「それはまだハッキリと言えませんね。出っぱなしはまだ謎に包まれた新種の精神病です、出っぱなしの患者が外に出て何をしているのか?などの資料やデータがまったく無い状態です。
色々な症状パターンが現れるという確認だけは取れているのですが、私の知っている出っぱなしの患者は20年行方不明でした。そして最近戻って来ました。」
「20年?!。で、その人は20年どこで何をしてたんですか?。その方は出っぱなしの症状は治ったんですか?。」
「彼女は………。」
「ええ?女性なんですか?(驚)。」
「そうなんですよ。彼女は20年アフリカの奥地で生活をしていたんです。彼女が何故日本からアフリカへ行こうと決意したか?や、アフリカでどのような生活をしていたとか?、アフリカでの出っぱなしの症状はどうだったのか。色々知りたいことが山ほどあるんですけど。そういう大事な情報がまだ彼女の口からは語られてはいないんです。
20年アフリカの奥地で動物と生活していたので、主にゴリラとなんですが。ゴリラの他、アフリカに生息するほとんど動物とは完璧に意思の疎通ができる。先日なんですけど富士サファリパークに彼女を連れて行き彼女がどのような行動をするかなどのデータ収集が主な目的だったのですがサファリパーク協力の元行って来たんですけど、とりあえずパークを1周しようとパーク内1周していたんですけど彼女猛獣ゾーンで車から飛び降りてしまいサファリパーク中もう大騒ぎなってしまって正直、皆彼女は生きて戻らないと思っていたんですが、
クマの背中に乗って笑顔で戻って来たんですよ。いやー本当に信じられませんよ。そして笑顔で戻って来た彼女、戻ってくるなり一生懸命私たちに身振り手振りで何か伝えようとしているんですクマを何度も指さしながら。
恐らくクマの考えを彼女は理解したんでしょう、クマも彼女に色んな話をしたんでしょうね。クマの思いを私たちに彼女は一生懸命説明していたんだと思います。しかし彼女が発せる声は言葉になっていません。「ああーーだあええーーぼおおおおーー」こんな感じですよ。なんのことやらサッパリですよ。せめてピカチュウのように「ピカピー(ひろし)」とかアンパンマンに出てくる犬ぐらい意思の疎通、会話が可能だったら。彼女を悩ませることなく、クマの相談にも乗れたんですがね。
あの日以来彼女はTVや雑誌などでクマを見かけると涙を流しているですよ。その姿を私も見ると貰い泣きしてしまいますよ……………。この件で一番の問題はこの20年で日本語を彼女は完全に忘れてしまっているということです。今彼女に再び日本語を学ばせていて、ひらがな『あいうえお』から再教育をしている最中なんですが、『あいうてそ』とか『はひふてそ』最後二つを彼女は何故か『て、そ』と言ってしまうんですよ。真実が彼女の口から聞ける日はまだまだ先の話なので………。出っぱなし………。厄介な病気です。」
「はぁ……………。そうなんですか……………。」
「お母さん、息子さんは定期的に帰宅されているとお聞きしましたが、息子さんはまだ出っぱなしの症状が比較的軽い、だから定期的自宅に戻られているんだと思うですが、一か八かショック療法とういう方法を試してみましょうか。息子さんが次帰宅されたら頭を少し堅い物で叩いてみましょうか。」
「ええ?頭を叩く?」
「そうです。絶対に肩を叩いたりドアを叩いたり、もし御自宅に太鼓など打楽器があるなら祭り囃子のようなリズムに乗って叩いたりなど絶対に止めてくだい。とにかく叩かないでください、いいですね!お母さん!叩くのは頭です!息子さんを真正面に見て頭の中心部を叩いてください!!」
「ええ………そんなことできるかしら。先生、頭を叩くどうなるでしょう息子?治るんですか?。それと頭以外を叩いてしまったらどうなるんでしょう?。」
「先ず治る可能性のお答えから。先程も説明しましたが、正直ギャンブル、掛けです。ショック療法に掛ける。治るかも知れませんし、治らないかもしれない。そして頭を叩くとどうなるかのご質問の答えですが、頭を叩けば普通に考えてもらえたらお解りだと思います。とりあえずもの凄く痛いです。最後のご質問、頭以外を叩くとどうなるか?ですが、肩を叩くとコリをほぐし、ドア叩くと手が痛いですね、太鼓を叩くと人によってはうるさいと感じる人もいるでしょう。その逆の太鼓の音、リズムが心地よい。そのリズムに乗って踊り出す人もいます、ただ踊るだけならいいのですが、踊り狂う人もいるんですよ、これがまた厄介なんですよ。踊り狂う人の特徴として言えるのがEXILEやE-girlsのように…………」
「先生!先生!ちょっと待ってください!!先生ちょっと!!。先生いったい今何のお話しをさているんですか?!。私頭が混乱して、訳が解らない感じで理解ができないですけど…。」
「お母さん!落ち着いてください!。今日はとりあえず息子さんもいませんから診察を終わりにしましょう。解ります、誰でもそうです、私の話を聞けばどんな人でも混乱しますよ。お母さんの精神状態も考えなければいけませんからね。お母さんまでおかしくなってしまったら大変ですから。
とりあえず息子さん帰って来たら殴る。絶対に忘れないでください。息子さんはさっきも言いましたが出っぱなしの症状がまだそれほど酷くない状態だと思いますから必ず帰ってきますから殴ってください。
息子さんを殴るのは心が痛む、わかります。ですがこれも息子さんのため痛む心を鬼にして一発カコーンっといっちゃってください。心配でしょうけど心配しているしかありません。とにかく今は一つずつ可能性があるものから試していくしかありません。これぞ正しくアルアル探検隊。一緒に探検しましょう。」
「??……………。あっ………はい、ありがとう御座いました。あっ…それともし息子が帰ってきたら直ぐこちらに連れて来た方が良いですか?」
「お母さん私の話を聞いてましたか?。せっかく後数コマでゴールできる人生ゲーム。最後の最後に振り出しに戻ってしまった。信じられない、もうやる気無し状態。今の私が正にそれですよ。
お母さん殴るんです!!ここに連れて来るなら殴った後です。殴るんです!!。写ルンですみたいに言っちゃってますけど、とにかく殴るんです!!。良いですね。では終わりましょう。あっ最後にもう一度だけご質問があればお聞きしますよ。」
「大丈夫です、すいません先生………。もう私どうしたら良いのか解りません(泣)。どうもありがとう御座いました。」
「お母さん目の前にある壁から登って行きましょう、1個ずつ登ればいい。その壁を登ればどうなるものか、迷わず登れよ、登ればわかるさ、お母さんありがとう!!ダァーーーーーっ!!。じゃあお薬出しときますから。えええっととりあえず一週間分ですね、えええっと何の薬か解ったら来てください、何の薬か解らなくても診察を受けに来てください、要するにいずれにしても来週来てください。はい、じゃあお大事に。次の次の方お入りください。……次の次の方??、はいじゃあ外に出てお待ちください。次の方どうぞ…………。」
2・その日の夜…………。一夫と佐知子の会話。
「どこの病院に行ったの??。目の前にある壁から登って行きましょう、1個ずつ登ればいい。その壁を登ればどうなるものか、迷わず登れよ、登ればわかるさ、お母さんありがとう!!ダァーーーーーっ!!。って最後に言われたの??。アントニオ猪木のパクリじゃねぇーか。進も心配だけど、その先生も大丈夫かよ本当に心配しちゃうよ。
佐知子さん先生と話たんじゃなくて患者さんと話したんじゃないの??(笑)。俺には佐知子さんの言ってることが何一つ理解できないんだけど。少し休みなよ。疲れてるんだよ。進のことは心配しなくても大丈夫だよ心配するな。帰って来なかったこと今まで一度も無いんだから、次は俺が仕事休んで進の対処するから。後は全部俺がやるから佐知子さんはもう動かなくていいよ(笑)。なぁ、もう寝ろよ。」
「あなた、進が帰って来たら進を正面に真ん中を狙って叩くのよ解った。お願い失敗は絶対に許されないからね。私にはできないから、失敗の二文字しか浮かばないもん。だから頼んだわよ。おやすみなさい。」
「………真ん中狙えって祭りで出てる露店の射的場で働くテキ屋の兄ちゃんレベルのアドバイスもらってきてもしょうがねぇーだろ??。殴ってもし進が死んだらどうすんだ?。頼んだわよ………って簡単にいうからな。仕事返りに電話で明日の朝のパンが無いから買って帰って来てぐらいの軽さで言うからな。恐ろしいよ本当に。」
後編へ続く…………。
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